学習言語をつねにメディアとリンクして進むべし、と
書いたけど、アイルランド語のような希少言語のばあいに
とくにそうだと思うのは、学習環境が、英語のようなメジャーな
外国語と比べて、はるかに劣り、学習者にそれだけ負担がかかってくるからだ。
言い換えれば、学習の進捗度が英語とくらべて、はるかに遅いのは、教材を含む語学環境が
それに比例して悪いからで、そんなことから、ともすると、学習者側が学習する希少言語を
死語としてしまい易い。語学オタクにそうゆう傾向が強いと思う。
20ヶ国語をマスターした
種田さんの時代なら
諸言語とは隔絶した時代だったから、死語として扱うこともできて、
マスターレベルのラインを引くこともできたが、今現在は、インターネットの普及で、
すべての言語はグローバル環境のなかで、すべてリンクし合っている。英語やフランス語をやるのと、
いささかも変わらない。ただ、学習者が少ないだけだ。初級レベルから、さらに上を目指すかどうかは、
学習者の意気込みというか、モチベーション次第だ。その点が克服されて、はじめて学習言語はメディアとリンクして
行けるようになる。
そうしない限り、今現在の旬な話題や、インターネット関連やアップル社
の新製品、ガジェット情報なんかには、ついていけなくなる。そして、
現地の若者たちの会話は、そういった話題で持ちきりだと思う。