>>299
これでどうかな?わかりにくい部分があったら言って。

「映画『Paris pieds nus』も、あなたの映画の中で最も会話が多い映画、またそうではないしても言葉の存在感というものが最も感じられる映画です。
そういった言葉へのより大きなアプローチというものが、あなたがこの映画に対して求めていたものなのですか?」

D.A (Dominique Abel) : 「というより、この映画の物語自体がそうさせたんです。
この映画は英語圏の女性が仏語圏の男性と出会い、お互いに理解し合えないというストーリーなので、そういう(言葉を多く用いる)部分を用いる機会をもたらしてくれたのです。
ですので私達が言葉を発し、多くの馬鹿なことを言うことになるのは明白でした。
それに私の役の中には、教会で葬儀中でのモノローグ(独り語り)のシーンがありました。
普通そういう状況では良い言葉だけを並べて発言しなければならないのが儀礼ですが、(この映画では)社会に見捨てられたホームレスの苦悩をありのままにぶちまける機会でした。
この映画はある種、社会に対して歩み寄ろうとしているのです。」