>>505
パララックスというのは日本語でいうと「視差」
見る位置が違うと見える角度が変わる現象を指す言葉

ややこしいのは、銃の照準におけるパララックスという言葉が指す意味は2つあること

一つは、銃身と照準との距離(ボアアクシス bore axicとかサイトハイト sight heightとも言う)を意味する
この「パララックス」が大きいと、近距離での射撃時に大きな照準エラーを引き起こす可能性がある
「ハイマウントしたスコープで近距離狙うと狙った場所より下にしか当たらない」なんてのはそれが理由

もうひとつは、光学照準器を使った時、レティクルと標的が同じ焦点にない場合に生じるズレを意味する
この「パララックス」が大きいと、スコープ(ドットサイト)を覗く位置を変えるとレティクルが指す位置が変わる
「パララックス・シフト」という現象が起きる

スコープやドットサイトの性能・機能の比較で出てくる場合はほぼ確実に2つめの意味で、
一つめの意味で「パララックス」って言葉が使われることはあまりなくなってきている
最近は混乱を避けるために(既に書いてあるとおり)ボアアクシスとかサイトハイトという別の言葉を使うことが多いようだ

参考
https://en.wikipedia.org/wiki/Parallax#Weapon_sights