バブル崩壊以降の停滞は「高度成長期モデル」が時代遅れになったのに
既得権益ゆえに訂正されなかった(庶民も変化を望まなかった)ゆえと見ている。

自分の言う「高度成長期モデル」とは
特に人生設計・家族設計が「新卒終身雇用の夫の収入で専業主婦の妻が子育て前提」のこと。
→新卒時に就職に失敗するとなかなかいい仕事に就けず格差が固定。
→夫の収入が減る(少なく)それだけで生活できないと、
 妻が働こうにもパートぐらいしかなく&子育てが妻に丸投げされてるために
 子供を預ける場所がない(待機児童問題)なんてことになる。

「高度成長期モデル」が平等で公平で合理的との信仰がいまだ強いことが問題解決を遅くしている。

震災で内定取消しが問題になったが、取消しそのものが問題じゃなくて
卒業後ブランクが空くだけで不採用にする・される(そして生涯収入が決まってしまう)ことを
企業サイドも国民サイドもおかしいと思っていない点。
せめてメディアは「ブランクがあるだけで不採用にするな!」とぐらい言って欲しかった。