兵衛ってのは律令の六衛府のうち左右兵衛から来てるんだが。

武士たちが就任したい官職のうち、比較的ハードルが低いのが衛府所属官人で、そこから中堅(?)クラスの戦国武士らに兵衛などの官職名を持つのが多く出る契機になってて、
その結果が黒田官兵衛とか竹中半兵衛とかだよ

衛府でも長官の督(カミ)つまり左兵衛督・右兵衛督や次官のスケ (左右)兵衛佐、判官のジョウ (左右)兵衛(大少)尉がいて(大志・少志)、一番下が最下級の兵衛ってとこか
兵衛府のほか左右衛門府と左右近衛府があって合わせて6部門で六衛府

室町時代後半ぐらいからか、庄屋などの地域有力者の太夫名乗り(など)で衛門とか兵衛とかを世襲的に名乗る事例が出てくる