http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014020201001777.html
重文級の新史料など数万点発見 西南戦争暗号表や慶喜哀訴状

1877(明治10)年の西南戦争で明治政府のナンバー2の右大臣だった岩倉具視が使った暗号表や、
最後の徳川将軍・慶喜が官軍に江戸攻撃中止を求めた直筆哀訴状など
重要文化財級を含む数万点の史料が、江戸―明治の本草漢学塾「山本読書室」跡(京都市下京区)の
土蔵に秘蔵されていたことが2日、分かった。
松田清京都外大教授(日本洋学史)が約2年半調査し、目録を刊行した。

重文級は少なくとも数百点で、このほか、菅原道真直筆の可能性が指摘される9世紀の写経もあり、
新史実の解明が期待できる一大史料群として注目されそうだ。

2014/02/03 02:00 【共同通信】

http://img.47news.jp/PN/201402/PN2014020201001819.-.-.CI0003.jpg
西南戦争で岩倉具視が使った暗号表。円盤を回して文字を変換する仕組み。
円盤の左に岩倉が使ったことが記されている(松田清京都外大教授