崇神のことを天皇家自身が「ハツクニシラススメラミコト」っていってんだから
それが正しいのだろうな。
権威付けのために古くにでっち上げるなら、10代の天皇にそんな名前をつける必要がない。
でっち上げ説って、あんまり意味がない。
日向に天孫降臨する意味もない。
最初からヤマトに降臨すればいいわけだからな。
ヤマトに降り立ち、そのまま国家を作ったでいいはずなんだよ。
ニニギを先祖にしておけば問題はなかった。

だけど、そうはしていない。
天皇家はよそからやって来たということが当時の人々は事実として伝承されていたから。
そして、婚姻関係もでっち上げは難しい。相手があるからな。

当時のヤマトの人にとって確認できないことは、神武がニニギの孫であるかどうかってこと。
神武がヤマトへ入った時、アマテラス伝説も天孫降臨も古代の氏族の伝承もヤマトの有力者は
共有していた。
「イズモ」とは、いやオオクニヌシが譲ったのは九州ではない。
ってことは、譲られたのは神武のひいじいさんのニニギではないってことだ。