・遺跡の数だけではなく、遺跡の規模や遺物の量、質においても東日本の方が優っている。
・多くの文化要素が東日本にいち早く現れて西日本へと伝播していった様相がみられる。
・当時の縄文社会における東日本の優位性は動きようもない。
・北と西に挟まれて複雑な植生を持つ関東、中部地方では、各木の実がまんべんなく採取可能。
・西日本縄文人は顔面の扁平性が強く、身長は東日本縄文人でやや高い。
・(現代)関西人には細い目をした髭の薄いのっぺり顔が多い。
(『日本人の起源』中橋孝博・九州大学大学院教授、専攻は人類学、奈良県出身)