奈良・橿原、弥生末の円形周溝墓
前方後円墳の原型か?
2016/5/12 18:44
http://this.kiji.is/103424318918131713?c=39546741839462401

 奈良県橿原市の瀬田遺跡で、弥生時代終末期(2世紀ごろ)の前方後円形の円形周溝墓が見つかり、奈良文化財研究所が12日発表した。

 奈良県の大和盆地東南部には、最古級の前方後円墳・箸墓(桜井市、3世紀半ば)があるだけでなく、その前段階とされる纒向型前方後円墳も確認されている。今回の周溝墓は、さらに古く、前方後円墳の原型だった可能性があるとして注目されそうだ。

 見つかった周溝墓は円形部分が直径約19メートルで、長さ約7メートルの陸橋部が付いており、前方後円形だった。陸橋部の幅は三味線のばちのように外側ほど広がっていた。