日本における貯蔵米の害虫として最も知られているのがコクゾウムシである
考古学上、コクゾウムシの痕跡が確認される最初の例は縄文晩期のダイズ痕を持つ土器を伴っている

縄文晩期に沿海州南岸から渡来して来た弥生人の当初の栽培穀物は中国東北部からシベリアが原産地である
ダイズ、ソバなどだと考えられる
コクゾウムシはこれらの作物と登場時期が一致するのである

それはダイズ、ソバを栽培穀物としていた早期弥生人が稲作を外部から導入した証明になる
翻せば稲作民が弥生人となったのではなく弥生人が稲作を導入したということだ