>>71
>なお天孫降臨が現実にあったと考えるのは無理がある
>それに山上に神が降り立つというのは北方系の神話

天津国、すなわち海の向こうの国から船でやってきて上陸して、山城でも築いたのなら話は合う。
そしてそのような場所がある。
福岡県の筑紫の日向だ。
周辺は倭国の王墓がある奴国と伊都国。
玄界灘沿岸という、弥生時代に最も重要な海外交易拠点があり、弥生文化の基礎である稲作が伝来した土地である。
天孫降臨伝説は稲作の伝来と結びついており、稲作技術を持った渡来人が高祖山で倭人の王となった、それだけのことなのである。
複数の人物が習合されていたり、年代設定がおかしかったりもするかもしれないが、古代人が口伝と記憶を振り絞って残した記録を無下にしてはいけない。