>>58
技術は渡来系でも、それを作ろうという意思がなければ建物は出来なかったわけで。

平安時代以降、巨大寺院建築があまり出来なかったのは、仏教の性格が変化したからだろう。
奈良時代までは、仏教は華厳宗のような国家宗教で政治と結びついて、中央集権の象徴だったけど、
平安以降は、宗教として独立して、現代に通じる宗派が時代を経るに従い増えていったわけで。
寺院建築も宗教建築として純化したから、規模もそれほど大きなものは必要なくなった。

日本に大きな建築ができなかったのは、技術力云々ではなく、単純に必要なかったから。
わかるかな?