野中広務氏 死去 自民党幹事長や官房長官など歴任
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180126/k10011304151000.html

古賀誠氏「昭和が遠くなった」

古賀誠元自民党幹事長はNHKの取材に対し、「92年の野中氏の人生すべてが政治であり、国と国民のことを常に考えていた。
エピソードは数え上げればきりがなく、つきあいすべてがエピソードだ。また1つ、昭和が遠くなった。お疲れさまでしたと申し上げたい」と述べました。

亀井静香氏「巨星おつ」

自民党の政務調査会長などを務めた亀井静香氏は、NHKの取材に対し、「『巨星おつ』という言葉に、私の気持ちを込めたい。極めて寂しい。
野中氏は、国家、国民のことを真剣に考えて活動してきた政治家で、尊敬していた。
政治の裏方に徹していたが、裏方がいてこそ、表の政治が動くものであり、今は、彼のような骨太の政治家がいなくなり、残念だ」と述べました。

青木幹雄氏「惜しい方を亡くした」

自民党の参議院議員会長などを務めた、青木幹雄氏は「非常に残念で、惜しい方を亡くした。
奥様が島根の方で、長い間、おつき合いをさせていただいた。心から哀悼の意を表したい」というコメントを発表しました。

自由 小沢代表「信念の政治家」

自由党の小沢代表は「私が政治改革を志して、その道を進み始めた時から、考え方や政治的な立場は異なったが、
その政治的手腕と力量にはほかの追随を許さないものがあり、同じ政治家として、いつも感服していた。
ご自身の体験と経験に裏打ちされた深い哲学と思想を持たれ、常にそれに基づいて果断に行動されてきた信念の政治家であり、
存在そのものに大きく重い説得力があったように思う」というコメントを発表しました。

立民 辻元国対委員長「平和のともし火消えた」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は国会内で記者団に対し、
「戦争体験者として、野中さんは日本の1つの良心であり、この時代にもう少し頑張ってほしかった。
『戦争だけは絶対あかん』、『憲法9条は絶対守る』という意思が非常に強い方だったので、
平和のともし火が消えてしまったのかなという気持ちで残念だ」と述べました。