>>99
>ああいう急進的なやり方を神格化したことで、後の敗戦を準備した

明治維新(1868年)は世界で最もうまくソフトランディングに成功した革命又は市民戦争と評価され
ているよ!
同時期に他の国で起こった革命又は市民戦争と比べて見れば分かる。
例えば、アメリカの「南北戦争(American Civil War)」(1861〜1865)は農業を産業基盤とする
南部州と工業を基盤とする北部州の争いだったが、参戦兵士数は400万人で、戦死者は62万人、
うち北軍が36万人、南軍が26万人に上った。

一方、明治維新では戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い→江戸城開城→上野彰義隊戦争→会津戦争
→五稜郭の戦い、1868〜1869)での全戦死者数は1万人以下だ。

明治維新から80年後の悲惨な敗戦の原因を明治維新そのものに求めるのは、無理がある。
やはり、維新から三、四十年後の日清・日露両戦争勝利後の日本人の慢心、驕りがあの敗戦
を準備したと考えるのが妥当だろう。