>>285
>畿内第X様式は中河内と大和南部で始まって
100年くらいかけて拡大斉一化する


庄内式、布留式土器は畿内第X期東阿波型土器(薄型軽量土器)の技法伝播を示唆する。

鮎喰川下流集落群では、弥生終末期には軽量薄型の土器が生み出される。
中・東部瀬戸内から大阪湾岸地域、淀川地域・山城地域に搬出された阿波を代表する土器であり、東阿波型土器と呼んでいる。
企画性が強く、器壁内面にヘラケズリと指頭圧痕を残す製作技法に特徴がある。土器製作専業集団によるものだろう。
類似技法による土器は讃岐・吉備に拡がり、薄型土器の南北軸を形成している。