范曄(398-445)の後漢書(415年頃)は諸家の後漢書を集めて再編集したもの
種本は華?(-293)の後漢書であり、この華?は晋の朝廷で文官として陳寿(233-297)の同僚だった
289年頃に三國志と華?の後漢書は晋王朝に一緒に公認された
二人は同じ時に、同じ場所で、ほぼ同じ立場で、華?は後漢時代、陳寿は三国時代を扱ったのであり、
倭国情報と史実認識も共有し、一致していたはず
だからこそ、范曄の後漢書は二次的資料ではなく、史料価値は高いといえる