竪穴式住居は土という断熱性の高いもので
壁を作るので、住居としては快適なのですが
地下水が湧くところに作ることができません。
地下水が沸かない場所であれば問題ないのですが
村落が大きくなっていくと
どうしても地下水の湧くところまで
住居にする必要が出てきます。

そのため地下水を排水するための
環壕を掘って地下水面を下げるのですね。
のちにこれらが防衛用の堀になっていくのでしょうか。

竪穴式住居の断熱性はかなりのもので、
北海道の原野では江戸時代まで
竪穴式住居が使われており
3メートルほど掘り下げた住居があったそうです。
その住居が崩れてすり鉢状になった
住居跡の穴が今でも残っているそうです。