モンゴルの遺跡で出た製鉄跡の羽口と日本の蹈鞴の羽口の差し込み角度が同じということは、
中国とは関連しない交易路がモンゴルと日本の間にあったことを示している。
遼西遼東あたりを経て、半島を南下し、対馬から唐津へ渡るルートだ。
4世紀後半には秦氏もこのルートで渡来した。
そして、このルートはカザフ平原からギリシャ、ローマほかヨーロッパへとつながっていたのだから、地球を半周する長大な交易路だったということだよ。
日本語の語彙にギリシャ神話の登場人物がみられるのも、そうした交易路に乗って日本までやってきたということさ。