私の母は、バリバリの戦中世代ですが(84歳)、終戦近くになって、「竹槍訓練」が始まった時点で、「こりゃ駄目だ」と
敗戦を覚悟したそうです。学校に通いながら、駅前でグラマンに機銃掃射をうけていたのですから、勝ち目はないと。
町の沖の海に出ると、米軍の潜水艦がうようよしていたそうです。
若い人たちは、広い長い砂浜に人ひとり入れる穴をほって、そこに地雷をもって篭もり、上陸してきた敵戦車の底で自爆する:という
計画があったようです。
本土戦になったら、今生きていない人(この世に生まれて来ていない人びと)がたくさんいるでしょう。