山内家宛ての公文書4通発見ttp://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8016755011.html
明治天皇が徳川慶喜を助ける高松藩などの追討を土佐藩に命じた御沙汰書など朝廷が山内家に宛てた公文書4通
が県内で新たに見つかりました。
専門家は土佐の維新史を知るうえで貴重な資料になるとしています。この公文書は県内の収集家が所蔵していたもの
で佐川町立青山文庫の松岡司名誉館長が鑑定した結果、いずれも朝廷が山内家に宛てた公文書の原本であることが
確認されました。
このうち「讃州豫州追討御沙汰書」は、徳川慶喜の反逆を助ける高松藩と松山藩などを征伐没収せよという明治天皇の
命を土佐藩の16代藩主山内豊範に伝えています。また、「参内達書」は2通あり、いずれも山内豊範が孝明天皇に拝
謁し、杯を賜ることを伝達しています。
これらの文書は山内家の資料をまとめた書籍、「豊範公紀」に写しがあることから存在は分かっていましたが、原本が
見つかるのは珍しいと言うことです。
松岡名誉館長は「朝廷から山内家への公文書はほとんどが散逸しており、この4通の公文書は土佐の維新史を知る
うえで貴重な資料になる」と話しています。