遅れているという事実を事実として受け入れたからこそ
明治日本は発展を遂げることが出来
遅れているという事実をきちんと受け入れられなかったからこそ
清や高麗王朝は滅亡せざるを得なかった
戦後日本の発展もまた
後れを取ったという自覚からの猛勉強のたまものであった

しかるに今の日本には>>1のように
「日本は初めから優れていたのだ」と何かを勘違いしている奴が横行し
傲慢になりはて、自らを省みることをしなくなってしまった
結果、「遅れていることを自覚して懸命に努力している」国々に
いずれ追い越されることになるだろう
昔の日本人は言っていた
「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。」
日本人が謙虚さを取り戻し、このようにならぬことを祈るばかりである