○辻元首相補佐官 被災地訪問へ

災害ボランティアを担当する辻元清美総理大臣補佐官は、被災地で実際に
活動を始めているボランティア団体の代表らから話を聞き、早ければ17日にも
被災地を訪問して、政府の支援体制の在り方を検討することになりました。

辻元総理大臣補佐官は、国会内で、被災地で実際に活動を始めているボランティア
団体の代表ら、およそ30人と懇談しました。この中で、ボランティア団体からは
「小さい避難所まで支援が届いておらず、このままだと餓死をする人が出てしまう
のではないかと心配している」とか、「トラックで支援物資を運ぼうと思っても、
ガソリン不足で身動きが取れない状態だ」といった意見が出されました。また、
「原子力発電所の問題が起きているので、現場のスタッフも不安を抱えながら
活動している。政府は、情報が現地に迅速に伝わるようにしてほしい」といった
要望が出されました。こうした声を受けて、辻元補佐官は、早ければ17日にも
被災地を訪問して、災害ボランティアが効果的に活動できるように、政府の
支援体制の在り方を検討することになりました。一方、政府は、枝野官房長官の
下に、震災ボランティア連携室を設置し、「年越し派遣村」などで知られる湯浅誠
内閣府参与を室長に充てることを決めました。

□ソース:NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/k10014716761000.html