オウム真理教事件をきっかけに日本は厳罰化にすすんだといわれているが、
1970年代は連合赤軍事件や連続企業爆破事件といった社会を震撼させる事件がおきても
刑法の大幅な改正はなかった。

このように日本では犯罪件数がへっていくなかで厳罰化がすすんだという世界的にみて例
のない現象がおきている。

また、瀬戸内シージャック事件では犯人射殺が議論となったが、そのころはまだ戦争従事者
がおおく実力行使を肯定する風潮があっても不思議ではなかったはず。なぜ日本の警察は
発砲を積極的におこなう方針にならなかったのだろうか。