結局のところ、日本もドイツも「持たざる国」であって、長期戦はできない。
これは英米が戦前から読み切っていた。

英米の視点で大観してみれば、
偽装退却・戦線拡大→補給路を寸断・前線を壊滅→敵国内の動揺・本土決戦の回避・占領という
実に基本に忠実な、見事な戦いぶりだったと言える。
はっきりいって完敗というか、赤子の手をきゅっとひねられた感じだ。
だからといって、日本軍人が弱かったという訳ではない。
単純に、国力の差がそのまま戦略の差につながっている好例だと思う。