【産経抄】
ベトナムの独立戦争を戦った「残留元日本兵」 2月28日
http://www.sankei.com/column/news/170228/clm1702280003-n1.html
 ▼日本軍がフランスの植民地だったベトナムに進駐したのは、1940年である。終戦時約8万人いた軍人の大半が
撤収するなか、約600人が留まった。ホー・チ・ミンらが率いる「ベトナム独立同盟」(ベトミン)に参加するためだ。
再植民地化をもくろむフランスとの戦いで、約半数が亡くなったとされる。
 ▼「新ベトナム人」と呼ばれた旧日本兵は、各地の士官学校の教官となって戦争の知識を教えた。54年にベトナムが
フランスを破った「ディエンビエンフーの戦い」では、司令官の参謀の半分を日本兵が占めていた。