まあ産業革命以前は、欧米の世界貿易にしめる比重はたいしたことなかったが
産業革命によって欧米の世界貿易における比重は八割以上を占めるにいたったわけで
あるね。産業革命が可能なのは欧米諸国だけというのが近代の常識であったが
日本は非欧米諸国でも近代産業の発達が可能な例として注目されたわけだ。
しかし非欧米諸国の産業が発達すると、圧倒的な欧米の優位が崩れるから
それにはやはり欧米からの抵抗があったわけであるね。 その抵抗と摩擦が
戦争の原因となり、日本によってアジアが解放されて、産業革命以来の絶対的な
欧米中心の経済秩序は崩れたといえるねw 戦後の東アジアの奇跡の経済成長と
いわれたものも、それ以前からの歴史の連続性をみないと理解できないといえるねw

産業革命以来の欧米中心の経済秩序は、日本によるアジア解放と、それに続く
東アジアの驚異的な経済成長によって解体したが、その最終段階となるのが
中国の経済成長と、世界経済における中国の比重の復活で、これは産業革命
以前の経済比重に中国がもどることを意味するわけで、そのような世界秩序の
転換には何かしらの波乱があることは、過去の事例からみてもありうるといえるねw