ドイツは神聖ローマ帝国解体後の小国分立から、プロイセン王国が中心となって形成された国家であり
そのプロイセン王国の旧都ケーニヒスベルクを中心とする東プロイセン地方が、ドイツの固有の領土であることは論をまたない。
しかし、今ここは南北に分割され、北はロシア領カリーニングラード、南はポーランド領となっていて、
ドイツ固有の領土だからといって、ドイツが当然に領有すべきだと考える人は、ドイツ国内ですら極めて少数である。