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(グローバルオピニオン)対中国、「甘い幻想」捨てよ 米国防総省顧問 マイケル・ピルズベリー氏
ttp://www.nikkei.com/article/DGKKZO94308050S5A121C1TCR000/
http://blog.goo.ne.jp/pineapplehank/e/2e7244ec30640b6a3301b46bb4acf259
 中国が強大で豊かになれば、ジーンズやロック音楽を好む中間所得層が生まれ、米国のような国になっていく。
やがて民主化も進み、中国は米国の同盟国になるに違いない。中国を助けたのは、こんな前提を信じたからだ。
 70年代には米国のライバルは日本であり、貧しく、遅れていた中国は決して米国に挑むことはない、とみらえて
いた。つき合うべき友人は中国であって、日本ではない。こうした見方を初めにキッシンジャー元国務長官らが唱え、
次第に米国内に広がっていったのだ。
 今から振り返れば、その考えは誤りだった。ところがワシントンではいまだに、中国が協力相手になるとの希望的
な観測が幅をきかせ、支援が続けられている。オバマ政権は、中国のイノベーションを促す会議を発足させ、
最も優れた科学者や起業家がノウハウを手ほどきした。
 米国が中国への幻想を捨てられないのは72年以来、両国がさまざまな秘密協力によって結ばれてきた実績が
あるからだ。私はそれらにかかわり、近著「China 2049」で内幕を描いた。