【高円宮家とオリンピック招致活動と原発事故】

 2013年9月8日に確定した『東京オリンピック・パラリンピック2020』。
日本中が固唾を呑んで見守ったIOC総会。
世界が見守るIOC総会にて,日本を代表する錚々たる面々が行った各プレゼンテーション。
その成果が功を奏し,発表された『TOKYO』。
その瞬間,喧声とも言える程の歓喜の声が日本中に響き渡った。
しかし,その歓喜の声の裏側では,招致できなかった国々の喧声と無念が響き渡っていたのは,想像するに容易いだろう。

 当該IOC総会で,東京オリンピック招致に力を発揮したのは言うまでも無く『高円宮久子殿下』である。
この御功績は,東京オリンピック開催決定を受けて,英国紙のデイリーメールなど,世界中から賛美の声が上がっていたのであるから,その注目度は大きいという事が判る。
しかしながら,その賛美と歓喜の裏に潜む,とてつもなく根深い問題を忘れてはいけない。
 それは『原発事故』である。
現在,2014年であるが,原発事故の根本的な解決策は確立されていないのが現状である。
また,事故後の福島県の健康調査で明らかとなっている甲状腺検査の結果が,事故後3年を経過した現在,ようやく比較できるだけの統計資料となった。
上述した,公表されている資料から判る,現在の健康状態と,今後発生する可能性がある事柄を以下で述べよう。