>>38
そもそも旧日本軍が暴走したのは、世界恐慌で日本がブロック経済で追い詰められていったのが原因。世界恐慌が無ければ満州や朝鮮は堂々と日本から独立していたかもしれないし、日中戦争や太平洋戦争も無かったかもしれないからな・・・。

世界恐慌は1929年にNYで起きた株式市場の大暴落であり、未曾有の大不況により、その後十年以上、世界はこの恐慌に端を発した不景気でズタボロになり、その衝撃は後の歴史を劇的に歪めるほどに痛烈なものでした。
イギリス・フランス・オランダなど欧米列強は世界各地に広大な植民地を持っていたので、
関税を高く設定することにより、自国経済圏と外部との貿易を制限し、金の海外流出を阻止して経済と利権を維持しつつ、自国の制御下に置こうとしました。
これは「ブロック経済」政策と呼ばれます。しかし、これは植民地貿易の利権を独占して厳しい重税等で植民地に本国の失政のツケを全部押し付ける事ができたからなのです。

一方のアメリカは大規模な財政出動を行って経済を刺激しようとしました。いわゆる「ニューディール政策」というやつです。
だが、実際のデータなどを見ると、確かに一時期のような落ち込みをくい止めることこそできたものの、実態は焼け石に水でした

世界恐慌で最も大打撃を喰らったのは高額な関税や革命により英国・フランス・オランダ・アメリカ・ロシアなどの経済圏との貿易で不利な条件を課せされてしまった日本、ドイツ、イタリアなど植民地を「持たざる国々」です。
さらなる成長と景気対策のためには「侵略して何らかの資源が獲得できそうな植民地を新しく作る」しか選択肢は無くなったのです

・・・だから戦争や侵略に走ったのです。