「国民ぜんぶがわるい」みたいなのは解決にならないんだよ。疑似解答ってやつで問題を先送りしてるだけ。国民全部が悪いので
国民全部が謝罪して反省して被害に耐えましょう、っていうのに反発してワイマール体制に反逆したのがヒトラーやで。首相就任
演説で明確に言うとる。「ドイツが開戦したことに私は責任はなかった、敗北したことにも責任はなかった、なぜならそのとき私は
前線の塹壕で国民の義務を果たしていたからだ」と。

国民に擦り付けるという「虚構」を許しちゃダメなんだ。じっさい日本の開戦や敗戦に大半の日本国民は責任も責任能力もなかったんだから。
そこはやはりちゃんと責任と問題点を明晰に抉り出さないといけない。

それですら研究が明らかにできないところは「わからない」辛さに耐えるべきであって、真相原因が
究明できない原因こそが、より良い政体をもとめる変革へのエネルギーになるんだ。