個人的見解だが、興亜観音建立は松井の自白だと思う。
まだ戦争は続いてるのに敵国人の慰霊を、退役したとはいえ軍人がやるのはおかしい。
「怨親平等」と言うが、日本軍将兵は靖国や護国神社に祀られているわけで、
どうみても、それを口実とした南京における中国人被害者への慰霊であり、松井の懺悔だろう。
自らは麓に庵を建ててそこに住み込み、毎朝観音経をあげていたのも、どう見ても罪悪感のなせるわざであり、
南京戦自体の不当さと虐殺への悔悟の現れであろう。