Lさんの音って「投げっぱなし感」がすごくする
これ僕が嫌いなギタリストの特徴。コントロールしてない
ギターっていう楽器の特徴って、あるポジション押さえてその弦を揺らせば音が勝手に「鳴り続けてしまう」
そこに音をコントロールさせようという意思が強く介在しないと、ただ左手で音程、右手で持続を制御するだけのつまらなさになってしまう
Lさんって早弾きでもなんでも、鳴ってる音に対する自身の影響、注視がそこまで向いてない。出した音の音程で神経が止まっているというか。
だからベンドの上がりきらない気持ち悪さも、本人があまり自分の出してる音聞いてないんだと思う。ベンドが下手、ビブラートが下手っていうのはそういうとこからきてる。

Jについてくだくだしく繰り返さないけど、あの人は行き届いてる。ピッチはもちろんだけど、
ベンドの揺らし方揺らし幅、ピッキングでピックを当てる角度の違いによる弦を擦る音、ハーモニクスの出し方、持続音のコントロール、その母音の質感まで意図的に変えてて生々しい肉声感がある
聖のときは特にアームも使ってたので咆哮を表現させたらピカイチだった。加えてあのリズム感の良さ…
リズムギターならともかく、かなり複雑なリードプレイしながらあそこまで踊り狂いながら乗りに乗ってギターを操れてた人って、海外でもあまり見ないな。ジェイクEリーくらいかな
いかん、くだくだしくなってしまった…

Aさんのプレイは、ギターである必要がない。全部キーボードで過不足なく置き換えられる。そんなギタープレイだった