そうそう。偏見をなくせと改革派は簡単にいうけれども、そういう安直なものではない。
自説に都合のいい偏見のみ強調して、自説に都合のわるい偏見を攻撃するような
やり方は社会に困惑と混乱、あるいは無用の怒りや憎悪を招くだけなのだから
慎重に根気よくやらなくてはいけない。むろん元気な人間も必要だろう。だがそれが
大勢を占めるようになれば危険だ。