>>332
全く同じ環境下でBL1820とBL1860を使用すると仮定した場合、寿命はBL1860の方が圧倒的に長いだろう。
リチウムイオンバッテリーは充電時に流す電流が多ければ高速に充電できるが、同時にセルの寿命は短くなる。

DC18RCが充電時にどれほどの電流を流すか正確に測定した訳ではないが、おおよそは充電時間から予測できる。
DC18RCでのBL1860の充電時間は55分とされるが、これを達成するには平均6.5Aの電流が必要になる。
実際には満充電前の数分間は電流が微弱になるので、大半の時間は8A前後の電流が流れているとみられる。

充電電流を8Aと仮定した場合、セルブロックが2セル並列からなるBL1860の場合は各セルに4Aが流れるので
3Aの容量のセルに対する1.3倍の電流を流す1.3C充電となる。
BL1820の場合、並列構成でないので1セルに8Aが流れるので2A容量ののセルに対する4倍の電流を流す4C充電となる。
サムスンのINR18650-20Rの高速充電電流は公称では最大が2Aとされているからこの倍の電流で充電している事になる。
もし2Aで充電していたとしたら1C充電なので、満充電に1時間かかるはずだが、DC18RCでの充電時間は20分。
実際にこれを満充電してもほぼ20分で満充電できている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01J5M3W6M

この商品レビューの中に500回充電できるはずなのに150回くらいの充電で壊れたと星2個の評価にしている人がいるが
500回というのはセルの容量の半分くらいの電流で充電し、放電も同じくらいの電流でサイクル充電した時の値で
むしろレビューワーのような使い方で150回も充電できたのはAAA級サムスンセルの品質の高さを証明している。
おそらく、純正バッテリーをマキタ営業所に持って行っても150回以上も充電していたら交換してくれるかどうかわからない。

重量が2倍になっても寿命を優先したければ、セルの容量に対する充電電流の割合がBL1820に対して極端に低く
放電時もセルに対する負荷が軽くなるこちらのBL1860タイプがおすすめ。寿命が4倍になるかどうかはわからんけどね。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0761TVZQC/