イチロー 大親友・武豊の素顔明かす「酔っぱらうと家の鍵なくす(笑)」

レジェンドから見たレジェンド。イチローと武は95年にラジオ番組で初対面し、意気投合した。
武はイチローを「いっちゃん」と呼び、オリックス時代は球場で何度も応援。メジャー移籍後も年に1回は食事会を開催し、15年2月には神戸で合同自主トレも行った。

 「僕は専門的なことは全く分からないですけど、とにかく長い間、第一線でやっていることはどの世界だって凄い大事なこと」

 自身と重なる長いキャリアを称えた上で、話題はすぐに武の「素顔」へと移った。
「あの人、凄く面白いから大好き。お酒入らないと何となく最初硬いんですけど、お酒入りだすと…。いつも鍵をなくしちゃうらしいんですよ。酔っぱらって、家の鍵を」。
指紋認証の鍵にしても無駄だったそうで「指紋までたどり着かずに倒れていたって。家の前で。朝、警察が来て大変だったと。
単なる酔っぱらいだったというストーリーが武さんらしい(笑い)」。ちなみに、イチローは「(武さんに)お酒を教えたのは僕」と公言している。

 いまだにガラケーを貫く愛すべき先輩に「連絡が取りづらくて“iPhoneにしてくださいよ”って言っているんですけど」と苦笑い。
かつて自身も有馬記念を何度か買い、武を軸にして勝ったこともあるというが「ただ、倍率低いからね。面白みはないんだけどね」と、ここでもオチを付けた。

 現役にこだわるヒーロー3人で共鳴し合えるものがある。もう一人はJ2横浜FCのFW三浦知良(51)だ。
「深〜いところでつながっているんですよね。お互い“あ、いいな”と言うところも性格も全然違いますし、遊び方も違う。だけど自分にないものを持っているから、明らかに。
そこにひかれるというのはありますよね。揺るがない実績が武さんはあるし、カズさんもそうですけど、何も言わなくても何かが伝わるという、本当のプロだなと思いますね」。
本当のプロ。3人にしか分からないこともきっと、そこにはある。

「このオフは神戸まで僕が武さんを引っ張るので、“量子さん、僕に武さんを貸してください!”」(笹田 幸嗣通信員)

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