>>86
貴重なお話ありがとう
一つ誤りを訂正すると、白川氏が京大閥というのは全く違う
むしろ、京大中文系の学者からは無視されてる

落合氏の「漢字の成り立ち」は、じっくり読んだわけではないが、あんまりよくないね
このスレもそうだけど、「白川静vs藤堂明保vs加藤常賢」という対立構図がもはや古い、というかナンセンス
国内外を問わず最新の良い研究がいくらでも出てるし、あえてこの三者を持ち出す意図が分からない

問題点はいろいろあるけど、特にひどいのが音韻学関連の項目
書かれている内容が40年以上前の水準
カールグレンや藤堂の説の問題点は、現在ではもはや完全に修正されている
音韻学に基づいた文字研究を貶めるために、あえて最新の研究を無視したのかと疑ってしまう

ちなみに、この本のAmazonの書評を見てると、何故か白川信者からの集中砲火にあってた
落合氏はどうみても白川氏の系統なのだが、白川説の誤りを一部認めたのが信者の癇に障ったのか
白川説をようやく学問らしく仕立て上げたということで、むしろ白川信者からは評価されなければならないはず
白川説が学問ではなくて宗教だとされる所以はこういうところか