>>341

「人を殺し、四隣(しりん)の諸侯に聞えしむ、」
の訓読で問題ない。

もともと日本語は、
このように並列的に句を並べるとき、最後の句に付いた助動詞が
そこまで全体を統括することがある。
その文だと、「しむ」の受ける範囲が
・人を殺し、「四隣の諸侯に聞え」しむ  ではなく、
・「人を殺し、四隣の諸侯に聞え」しむ  という構造になってるわけ。

まぁ最近は流行らない言い方なので、
「人を殺し」に「しむ」を付けた方がわかりやすいのは確かだが
ついていなくて、間違いというわけではない。