例えば「尻に火がつく」は事態が差し迫って追い詰められた状態になる、という慣用句として辞書に載っているが
火事になったときに服のお尻の所に火がついたら「尻に火がついた」って言っちゃいかんのか?って言ったらそんな事はないし
後ろから何かに追い立てられたように急ぐことを「尻に火がついたように」と形容するのも、ちゃんと比喩として成り立ってるし誤用扱いされてるのを見た事がない

あと「固定的な語句の組み合わせ」だからって「尻」を「ケツ」や「臀部」に替えたら意味が分からなくなるというものでもない
ぶっちゃけ「背中」や「後頭部」とかにかえても同じ意味の新作比喩表現が出来るんじゃないかってくらいどうでもいい

下手をすると、Wikipediaとかで調べた慣用句の定義を厳密に適用すると
日本語に慣用句はほとんどないかもしれないw

でも専門家気取りの勘違いしたシロウトの誤用警察さんはこういう事言っちゃうんだよね…

「『尻に火がつく』は慣用句だから『尻』を『ケツ』や『臀部』に変えると意味が通じない!誤用!」