>>208
 〜で(主に口語に用ゐる)→「〜にて」の約《つゞ》まりし辭。
 〜にて→「〜に(あり)て」の「あり」の省略せし辭。
 〜とて→「〜と言つて」「〜と思つて」の意。
 〜なり(斷定)→「〜にあり」の意。?面的斷定。
 〜たり(斷定)→「〜とあり」の意。外貌的斷定。
 〜たり(完了)→「〜つあり」の意。完了「つ」に意は似たれど、其の用は更に汎し。
 「〜と云ふ〜」と云ふ可き處を「〜なる〜(斷定「なり」の連體形)」とする誤?あれども、雙方の意雜り易けれども、互の辭の意は相違するなりとす。

 參照、山田孝雄博士?「日本文法學?論」より。
http://ja.scribd.com/doc/110781580/