ノーベル賞 やはり、気になる!…来週発表、アクセス数増
http://mainichi.jp/articles/20161001/k00/00e/040/202000c

ノーベル賞の発表がいよいよ来週に迫った。
受賞者を予測する記事や、有力候補の業績などを紹介する
インターネットサイトへのアクセス数が増えている。

日本人が受賞すれば、これまでと同様、国内には喜びの声があふれるはずだ。
この賞はなぜ日本人を魅了し続けるのだろうか。

ノーベル賞(自然科学系は10月3?5日)の発表を控え、
日本科学未来館(東京都江東区)で9月18日、
有力候補者を紹介する「サイエンス・ミニトーク」が始まった。

家族連れなど約40人が集う中、東京都三鷹市の男性会社員(28)は
「ノーベル賞は毎年注目している。
日本人が受賞した時は、なんだか誇らしい気分になるんです」と語った。

ネトウヨホルホル

さらに、今年のノーベル賞予想について9月末に放送したスウェーデンの
現地ラジオ局の収録会場には、多くの日本人とロシア人が駆け付けたそうだ。

1901年に創設されたノーベル賞が今も注目される理由について、
賞の選考過程などを研究している岡本拓司・東京大准教授(科学史)は
「歴史上の有名な人物が数多く受賞していて権威があるから」と述べた上でこう続けた。

「経済だけでなく、科学分野でも『西洋の文明国と肩を並べたい』
『西洋に認めてほしい』という明治以来続く日本人の潜在的な願望の表れではないでしょうか」

賞は数多くあれど、ノーベル賞の行方ばかりが毎年気になるのは、
やはり「一番」、最高権威に弱い国民性なのだろうか。