公安調査庁は26日、国際的なテロの状況をまとめた「国際テロリズム要覧2017」を公表した。
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるテロが相次いでいる欧米諸国の情勢を特集している。
テロは拡散傾向にあり、2020年東京五輪・パラリンピックを踏まえ、「テロの脅威には最大限の注意が必要」と指摘している。
 要覧では、ISの支配地域が2015年初頭の最盛期に比べ約3分の2に縮小し、戦闘員も最盛期の3万人から半減したと指摘。
イベント会場など、警備が手薄な「ソフトターゲット」を標的としたテロが増加しており、実行犯には欧米国籍を持つ移民系の若者が多いなどと分析している。

産経新聞より