4 K係数の提唱

 謙虚な日本人は、韓国のことを論じる際には、何か遠慮を感じる傾向がある。筆者は、これを
「同情という名の優越感」だと喝破する。韓流ブームなどは、日本人のこの傾向を計算に入れた
仕掛けであったのだそうだ。そこで、この傾向を客観視し、徐々に解消するために、K係数を
意識することを提唱する。「K係数入れて話すけど〜」「A新聞、K係数高いよね」というような
使用法を広げていくことだ。大いに賛成する。そして、最終的には解消する必要がある。

5 男を戦闘に駆り立てるもの

 人間と言えども動物である以上、男はオスとしての本能を持つ。その怒りの最大のものは、
自分の妻と子を敵に殺されることだ。ここで筆者はフランスの国歌を引用する。ラ・マルセイ
エーズの歌詞であり、これこそ、戦う男のもっともプリミティブな怒りである。

「♪奴らは、われらの元に来て、われらの子と妻の喉を掻き切る♪」

 だから、1944年8月、パリ解放の際に、ドイツ兵と通じたフランスの女たちは、頭髪を刈られた
うえに、群衆の前に引きずり出され、投石を受けた。敵兵と寝た女に対する国民の怒りは、
これほどまでにすさまじい。

 これに対して、朝鮮の歴代王朝は同胞の女を守るどころか、中華王朝に差し出し延命を図った。
フランスをはじめとした諸国と何という違いか。このことを筆者は見事に指摘している。曰く、

「女のために戦うこともできなかった民族が、その情けない歴史の鬱憤を反日思想に絡めて
日本にぶつけてきたのが慰安婦問題だ」
 
 SMとは視点を変えているが、説得力がある。日本兵と寝た女に怒りがわかないのは本気で
戦おうという意思もなかったからだろう。また、

「かつての支配者だった支那、あるいは李朝や両班に向けるべきルサンチマン、不良債権化した
恨を日本に転嫁したもの」が反日だともいう。納得できる。