ネトサポ「ソレデモニホンノギジュツハスゴインダー」

ttp://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171210
日本の科学研究をリードする東京大学が、データをねつ造するなどの研究不正で揺れている。
今年8月、分子細胞生物学研究所(分生研)の渡邊嘉典教授の研究室が発表した5本の論文で不正が認定された。
2006年と2014年にも、当時の工学部教授の研究室で不正の疑いによる処分、分生研教授の研究室で論文の不正認定と、不適切な研究が相次いでいる。
一体、何が起きているのか100人をこえる関係者を取材。浮かび上がってきたのは、激化する国際競争の中で変容してきた科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿。
そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策が、皮肉にも、科学を停滞させかねないという現実。
今、ノーベル賞受賞者も危機感を募らせ、自ら、模索を始めている。日本の科学が直面している課題は何なのか。
研究不正の報告書をひもとき、独自に入手した資料と、当事者たちのインタビューから迫る。