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PUSTは、米国人教授2人の拘束は大学での仕事と「まったく無関係」だとしており、
大学の唯一の目的は、北朝鮮の近代化と他国との交流に必要なスキルを、
将来のエリートたちに得させるためだとしている。

ウェブサイト(英語)では、北朝鮮最大の外国人コミュニティーを擁していると説明し、
大学の使命は「国際的展望を持って教育の卓越性を追求すること」だとうたっている。
また、「それは学生たちが勉学に専念し、革新的な研究を行い、実直な人格を形成し、
朝鮮と世界の人々に光明をもたらすためだ」としている。

ロイター通信によると、PUSTはキリスト教系であることは隠していないが、
大学が宣教活動を行っているという印象を与えることを教職員は願っていないと、
元教員らは話している。

「大学生聖書読み宣教会」(UBF)シカゴ支部のエイブラハム・キム支部長によると、
同支部は2013年、PUSTの医学部新設キャンペーンに3万ドル(約330万円)を
寄付している。エイブラハム氏は「直接、神の言葉を説くことはできませんが、
善きクリスチャンであることによって、大学にいる人たちに間接的に影響を与えることは
できます」と言う。

一方、PUSTの教授の中にはまったく宗教的ではない人もいる。
ミシガン大学の研究員をしているウィル・スコット氏は、
2013年と15年にPUSTでソフトウェア工学を教えたが、彼自身は無神論者だ。

「(大学にいる)外国人たちは日曜日、礼拝に出席すると思いますが、彼らは学生たちの
周囲や講義の中で礼拝について話すことはありません」とスコット氏は語った。

元講師らによると、学生たちは北朝鮮以外の国については、ほとんど情報を持っていない
という。「(大学で教えていると)生徒たちの心が開き、世界観が広がり、好奇心が高まり、
倫理的側面が生活の中で具現化するのが分かります」と、匿名の元講師は語った。

http://www.christiantoday.co.jp/articles/23777/20170517/north-korea-university-pust-christian-missionaries.htm