ハンJ読書部☆3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
sci-hubは違法だからすこじゃないけど
「知へのアクセスが制限された国家では海賊版によってハーバーマス的な公共圏が作られる」(土佐昌樹『アジア海賊版文化』光文社)なんて議論はあるやね
あと山田奨治『〈海賊版〉の思想‐18世紀英国の永久コピーライト闘争』は著作権黎明期の事情や出版文化史が学べて面白いンゴ インターネットはもっとアナーキーな空間であるべきというのは黎明期にされたりしとった主張やな
まぁどんどん公共化してっとるから現代じゃ難しいとは思うけど 他スレのレスだけどすごく印象に残ったな
10年前はネットに対して希望的観測があったやね
80 マンセー名無しさん 2018/08/20(月) 21:34:40.77 ID:jga4s8/2
梅田望が06年頃に『ウェブ進化論』(ちくま新書)ですごくポジティブで明るいWEB2.0の未来像を語ってそういう議論が流行った記憶があるんやが🤔
現実のインターネットはかなり残念な方向に進んだな😭
83 マンセー名無しさん 2018/08/21(火) 05:50:06.19 ID:M5OVB4jH
>>80
これな
東裕紀の『一般意志2.0』や濱野智史『アーキテクチャの生態系』や鈴木謙介の『ウェブ社会の思想』は
インターネットを中心に新しい世の中が来るって言ってたわ
受験勉強しながらTBSラジオの「文化系トークラジオLife」聴いてたワイもネット言論は世の中を変えるかもしれないって思ってたンゴ
でも現実はYouTubeにアフィリエイトのビジウヨヘイト動画が溢れネトウヨのヘイトスピーチが跋扈しただけ
夢も希望もなかったね(ガッカリ >>7
その辺に関しては中川淳一郎のウェブはバカと暇人のものとかが詳しいやね そういうインターネットの歴史や現状とどのあたりでどう繋がるんかいまいち整理できんのやが
いわゆるカリフォルニアン・イデオロギーもなんか鵺的な胡散臭い感じで気になるンゴ バーブルックとキャメロンの「カリフォルニアン・イデオロギー」に関しては
それこそ上に出てる鈴木謙介が『サブカル・ニッポンの新自由主義』(ちくま新書)で言及しとったな
インターネットについての本だとこの三冊すき
喜多千草『インターネットの思想史』(青土社)
リックライダー、クラーク、サザーランド、テイラーといった人々がインターネットの源流であるARPAを作った歴史を詳述
ヒューバート・L・ドレイファス『インターネットについて―哲学的考察』(産業図書)
アメリカのハイデカー研究者が「身体」「実践知」「公共圏」といったキーワードからインターネットを批判的に論じる
ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』(翔泳社)
84年のJUNET誕生から04年の電車男・Winny作者逮捕までを圧倒的なボリュームで描いた奇書
『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』はオススメやで ここいると読みたい本増えて、学生じゃないただの好事家にはつらいわ
市立図書館くらいじゃ読めない本も多いし結局買わないといけないの多い
学生さんは今のうちにフルで図書館研究室教員公共施設使っとけよー 手続きすれば卒業生に図書館を使わせてくれる大学も多いけど
貸し出しはしてないことも多いし何かと不便やね 図書館は同じ市内や県内ならお取り寄せが使えるから活用するんやで
どうしてもないなら最終的には感慨からも取り寄せてくれる
「インターネットの思想史」はインターネットが軍事起源というのが俗説やと書いてたな
海賊版文化も正味なところ難しい話やよな
あかんのはあかんが貧困者への寄与は大きい
正直海賊版で古典に触れて成長したクリエイターも密かにおるやろし
でも害も無視できんほどくそ過ぎる
そういう問題の一番俗な先鋭化が本土の漫画村論争やったな
ネットの公共性とアナーキーさの線引きは当分荒れるやろな 漫画村遮断は憲法違反ってのが大多数のハンJ民の見解か? ワイの勝手な難癖やが
著作権守ろう系の団体も真っ当な主張ばかりじゃなくて
それって自分達の利益拡大でしか無いやんみたいな主張を織り交ぜてくるのが説得力に欠けと思います
遮断はNG派やが違憲かどうかは詳しい人頼むわ
どの辺の条文に引っ掛かるんかな 悪手なんは間違いないが憲法違反かと言われるとわからんな
通信の自由に対する脅威なんは確かやが
通信の自由に関するええ本はないもんかね? 通信の自由じたいは21条2項後段の解釈で認められるが、従来それほど問題になったケースがなくて議論の蓄積に乏しい
(同条は主として通信の”秘密”について議論されてきた条文)
漫画村のケースに限って言えば、政府が通信遮断をする立法をしたとしても裁判所が違憲判断を下すことはないだろう
法を潜脱して利益を上げようとする漫画村を保護してやる理由に乏しすぎる
仮に21条2項後段に違反するとされる可能性があったとしても、今度はそれをどう争うのかという問題がさらにつきまとう
漫画村の運営者が政府や通信事業者を相手取って損害賠償請求をするということが考えられるが、まずそんなことはやらないだろう
漫画村に対してブロッキングする立法は容認したうえで、サイトブロッキングの範囲が必要以上に拡大していかないように要件をきちんと定めよって求めるのが穏当じゃないかな 漫画村やなくて一般のインターネット利用者に対する権利侵害が問題になってるんやないの?
すべてのDNSリクエストについて漫画村のアドレスを問い合わせるものでないか調べることが
利用者の通信の秘密を侵害するんやないかいう問題 ロバート・イーグルストン『ポストモダニズムとホロコーストの否定』岩波書店
おもろかったで
洋の東西を問わず歴史修正主義者はポスト構造主義を悪用んやなって…
小田中直樹が『歴史学とはなにか』でつくる会と上野千鶴子は構築主義が生んだ双子と言っていたのを思い出すンゴ 落合陽一って人、5chでめちゃくちゃ嫌われてるけど著書はどういう感じ?
ネットのレビュー見てると難解で、社会科学について広範な事前知識が必要みたいやが そんな社会科学的な感じ?の著作もあったんか
メディア露出してる部分だけ見てパフォーマンスアーティスト的な何かやと思ってたわ パフォーマンスアートの背景の時代的な変動をセルフ解説してる感じやな
そこまで難解でもトンデモでもないと思うけど意識高いオーラあるから嫌われるのはわかる
あと落合信彦の息子という事実がそれだけで草が生えてまう シンギュラリティがどーしたとか言ってる人だと思ってた その辺詳しい友達におススメの落合陽一の著書聞いてきた
普通に最近出た「デジタルネイチャー 生態系を(以下略)」が一番全体像がわかりやすいってさ
「魔法の世紀」はちょっと難解だって 俺自身は落合陽一については
「レトルトカレーをストローで直飲みする筑波の若手研究者」というイメージしかない 中北浩爾『自民党政治の変容』(NHKブックス)がおもろいわ
福永文夫『大平正芳』(中公新書)読んだ時も思ったけど大平正芳ってかなり重要な政治家やな >>7
「朝のガスパール」を知ってればネット言説に幻想なんて抱かないと90年代から思ってたよ 唐澤尊師が引用してた事で有名やけど田中辰雄・山口真一『ネット炎上の研究―誰があおり、どう対処するのか』(勁草書房)ええな
先行研究のまとめから統計解析までしっかりしてるから硬質やわ 前スレで話題になってたから講談社文芸文庫の三木清の三部作買ったけどおもろいわこれ
編者の大澤聡のやり方も上手いんやろうけど『三木清大学論集』の議論なんか90年前の話とは思えん
教育行政が大学改悪進めてる現代に読むと考えさせられる ウェブ炎上なら荻上チキの本も軽く読めて悪くなかった
あとスマイリーキクチの本が最近やっと電子化されたから
J民はいろんな意味で必読やで 金曜日のTBSラジオ「荻上チキSession22」で「動物の権利」「アニマルウェルフェア」の特集やってたんで
「動物の権利」関連本紹介するンゴ
◇ピーター・シンガー『動物の権利』技術と人間社
「動物の権利」論の古典
◇デヴィッド・ドゥグラツィア『1冊でわかる 動物の権利』岩波書店
オックスフォードのA Very Short Introducitonの邦訳で入門書にピッタリ
◇伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会
最もオススメしたい一冊、応用倫理学の教科書としても上質
◇佐藤衆介『アニマルウェルフェア―動物の幸せについての科学と倫理』東京大学出版会
環境倫理学的な「動物の権利」を考察した上記の本とは異なり畜産学/獣医学の現場からの提言
「動物愛護」ってちょっとアレな人たちがやっている運動にも思えるけど
「動物の権利」論は倫理学の一領域としては意外と面白いので興味があればオススメやで 伊勢田哲治面白いよな疑似科学批判とか
応用倫理学じゃ加藤尚武以来のスターちゃうか そういえば竹田恒泰の著書ってどんなこと書いてあるんだろう
日頃の発言とは違ったまともなことが書いてあったりするのかな >>37
テレビの発言はアレでも著書は意外とまともってパターンはあるからな
たぶん買うことはないけど あいつの古事記と皇統についての新書2冊読んだが残念ながら全く読む価値ないぞ
竹田の古事記読解なんて半世紀前の西郷信綱や益田勝美の研究に全く及ばないし
近代の皇族についても小田部雄次や浅見雅男あたりの方がはるかに詳しいンゴ
竹田の駄本読む時間を岩波講座『天皇と王権を考える』シリーズ読む方に回したほうが勉強になる >>39
よく買えたな
レジに持っていくだけで恥ずかしいのに KAZUYAはともかく竹田は著書では多少まともなことを言ってるのではないかと淡い期待を持ったけどそんなものか
教えてくれてありがとう 一応批判の為に目を通すけどウヨ界隈で読むに値する本ってほぼ存在しないで
『天皇と民の大嘗祭』の高森明勅は神道人らしく比較的読ませる稀有な存在やったけど
高森も水島聡とのウヨゲバで界隈から追い出されたしな
前スレで指摘されとったけど阪本是丸がKAZUYA・千葉麗子・杉田水脈あたりのゴミと等価に扱われてしまうのが今のウヨ界隈
プロ野球選手と商店街のおっさんが同じ草野球の試合に出てる感じや かつてはまともな研究者でもウヨ界隈で重宝されたら
途端に劣化するのはよくあることや
古田博司もそうやし鄭大均も初期の方がクオリティは高い
ウヨというか保守論壇で読める本はほんまにレジェンドクラスくらいやで 『東アジアの思想風景』の頃の古田や『韓国のナショナリズム』の頃の鄭は読ませたけどあっという間に劣化したやね
奇しくも二冊とも版元が岩波やが
保守論壇って昔からビジネス化してて自民党やウヨ親父転がして食う業界やから手を抜く悪癖が身につくんやと思うわ
編集者の質も低いしな
翻って人権系出版社で有名なA石書店なんて「ロクに原稿料や印税払わない左翼ゴロ」って悪口を書き手から何回か聞いたことあるけど
逆に言えばそれだけ売れてないってことやからな 明石書店そんなとこやったんか
エリアスタディーズとか明石ライブラリーとか
出してる本のレベルは極上やのにな >>45
小さい出版社やしね明石
知り合いがエリアスタディーズの中の一章(一冊五十章あるとはいえ)書いてたけどほぼタダ働きやって言うてたわ
とある学者の個人選集を編集した人は「名誉ある仕事とはいえ明石がくれた金は仕事量に全く見合わない額だった」って笑い話にしとったなあ… 神田に八木書店という取次兼古書店があるんやけど本社の地下一階がゾッキ本(バーゲンセール本)の業者向け売り場なんよ
一時期そこに大量に明石書店の本が並んでて「この在庫処分の仕方って明石の経営状態ヤバいんじゃないの?」って噂されてたら
労使紛争が話題になって東京ユニオンが出てきたのは覚えてるわ
社長の労組潰しに対して著者たちが組合を支援したのも大きかったな KAZUYA竹田ときたが百田尚樹はどうなん?
パッパが百田の「雑談力」とかいう本買ってたが
読んだのだと自費出発の話の本と永遠のゼロは面白かったけどね 百田はさすがに竹田やKAZUYAに比べたら多少はマシやけど「こいつの本じゃなくていいよな」ってのが多いわ
『永遠の0』→柳田邦男『零式戦闘機』や坂井三郎『大空のサムライ』読んだ方がええやん
『海賊と呼ばれた男』→橘川武郎『出光佐三―黄金の奴隷たるなかれ』読めばええやん
『殉愛』→嘘はアカンし角岡伸彦『ゆめいらんかね―やしきたかじん伝』のほうが面白いやん
『カエルの楽園』→ディストピア小説なら『1984』『収容所群島』『高い城の男』があるのにこんなん駄作読む必要ないんちゃう
読後感こんな感じ ワイ的にはエンタメ作家としては並み以上には読ませる枠やな
殉愛とかかえるの国とか本人の主張きつかったり
ノンフィクション系は軒並みうんこ&うんこや 古谷経衡がネトウヨはネトウヨ本買っても積むだけで表紙以外読まない言うてたな
そら元はまともな論客でもそんな市場ばかり相手してたら劣化するわ だから売れとるわけやからな
それと右翼団体がまとめて買う場合もあるやろ ネトウヨ系かどうか微妙やけど井沢元彦はまぁまぁ面白かったで
岩波や日教組批判はあれやけど宮内庁とかの官僚っぷりもちゃんと批判してるのが良かったわ 逆説の日本史も小説として読むなら面白かったかな
ケガレの話がたくさん出てきて食傷気味になるけど 愛知県出身には呉智英、井沢元彦、佐々木俊尚、江川達也等、変なのしかいない
愛知県民として嫌になってくる
まともなのは城山三郎くらいか 井沢はなんだかんだプロの小説家やからね
そら読み物としてはウヨ界隈オンリーの雑魚とは比べ物にならん
ただ言うとおり逆説の日本史とかあれは伝奇フィクションとして読むべきやし
フィクションとしてもあまりに同じ主張繰り返しでくどいんやな ネトウヨがよく農学者の佐藤洋一郎の名前出して「日本のイネは朝鮮半島経由じゃない!」って暴れるんやけど
『稲とはどんな植物か』『稲の日本史』を読んでみたら佐藤は確かにイネの多元的な起源を主張してはいるんだが全然ネトウヨ的な議論じゃなかったンゴ
佐藤の主張は今西学派の中尾佐助や佐々木高明ら「照葉樹林文化論」に影響を受けてて陸稲や焼畑を例に日本の農業文化の複合的多元性を称揚しとるんや
むしろコネトウヨ的な文化のホモジェニティを全否定する議論なんよ
なぜこんな学者の主張をネトウヨが使ってるのか本当に謎
サイード使って日帝擁護してた東亜のクソコテIkhもそうやけどネトウヨってまともに本読めないんか…? ド・マンやトドロフ的な「誤読」の可能性なんて次元の話やなくて単にアホの知ったかぶりからなあ・・・
ションベンライフルのハイエク論といい 本に自分の主張を補強してくれる道具としての価値しか見てないし
道具として以上の高度な理解ができないからな そもそもikhもションも当該の本を読んでない気がするんやけどどうやろ?
「〇〇は反日学者」とかで切り捨てて読まないのがネトウヨによくある知的怠惰やし
その点ここの住民は批判のためにネトウヨ本読んでみたり難解な本読んで歯が立たなかった時にアドバイス求めたりと健全やと思うで
初代スレの「田邉元難しいから助けてクレメンス」とか前スレの「廣松渉難しいから助けてクレイトンカーショウ」とかの流れ読んでて面白かったわ ションライは人権スレで散々弄られて芦部憲法(第4版)の該当ページを示しとったんやけど
ちゃんと全体の内容が分かってたらあんなガバガバ理論は出てこないと思うんや
読んだけど理解してないんか目次見て関係ありそうな章を抜き出しただけで読んでないんかは分からんが ションベンライフルはゾルゲ事件・ハイエク・芦部憲法と色々手を出して馬鹿にされてたけど
芦部憲法が一番意味不明やったな
あれはディスレクシアの一種なんやなかろうか? 憲法で思いだしたが宮澤俊義門下の奥平康弘ってガチ法学徒からはどういう扱いなんやろか?
『治安維持法小史』『『「萬世一系」の研究―「皇室典範的なるもの」への視座』』はすんごい面白かったンゴ
御本人はアカデミズムからちょっと距離を置いた人みたいやが 上の方でパフォーマンスアートの話あるけど現代アート観賞のための良い本って何かないやろか?
恥ずかしながら椹木野衣くらいしか読んだことないんや
だから村上隆とかカオスラウンジ騒動とかろくでなし子事件とかようわからんかったのよ
現代のキュレーション手法ってのもよくわからんし… 奇しくも『美術手帖』の先月号がパフォーマンス特集やで
キュレーションなら長谷川祐子って人の著書がわかりやすい
ワイはポコチンついとるけど『女の子のための現代アート入門ーMOTコレクションを中心に』(淡交社)は読みやすかったわ
ただ現代のアート界隈は批評理論に依り過ぎてる気がするで
パフォーマンスアートなら送り手も受け手もジュディス・バトラーのパフォーマンス理論知ってないといけない状況ってどうなんかと
土方巽や大野一雄の現代舞踏は小難しい理論知らなくても楽しめたのに ニキらすごいな
ワイは死んだ作家の本しか読まんことにしとるからさっぱりやわ 逆に凄い縛りやんけ
古典しか読まへん言うことの言い換えやろうけど草生えた 法学徒にとっての奥平康弘の評価はワイも聴いてみたいな🤔
鈴木安蔵みたいに法学の外で評価されてる印象があるが
前スレの弁護士ニキまだおらんかな😘 実務家は奥平康弘どう?って聞かれても、趣味で憲法勉強してる人でもなければ「昔の大家」ぐらいのイメージしかないんちゃうかな
そもそも憲法自体が仕事で問題になるケースも少ないし (「憲法論になったらすでに負けている」なんて出所不明のことわざがあるぐらい) 最晩年の奥平と共著出してた若手の木村草太なんか今売れっ子やけど
多方面語れるからか憲法学者ってメディア露出多いやね ワイは憲法2回落として三回目でようやくAとれたわ
その その時の教授が戦時の人だったから熱量がすごくて楽しかったンゴ
ワイは民商税法みたいな具体的なものしかできひんから、憲法を初めとした抽象的なものを語れる人は羨ましいンゴねぇ 一流の専門家の講義受けられる大学時代ってほんと恵まれてたんやなあと社会人になってから思う
ワイも学生時代もっといろんな講義受けときゃよかったと後悔しとる 同じこと考えて出身校にたまに潜って授業聞いてるけど、学部だと良い講義ってやっぱ少数やで
高名な先生でも講義に時間と労力割く人でないとあんまり
本読んでて分からんところを質問したりできるのはいいけどな 石川健治って東大主席で憲法ニキにとってはカリスマ的存在らしいがどう凄いんや?
反知性主義ネトウヨのワイにとってはよくいる理想論左翼にしか見えんで
改憲論争では井上達夫の方に圧倒的に理があるように感じる 井上も石川もすごいキャリアやけど殊に石川に関しては旧制学士助手制度出身の超エリートやからね
あと井上は碧海純一門下の法哲学専攻だから憲法学の石川とは同じ法学者でもちょっと領域違うんやないかな >>79
はえ〜学士助手といえば木村草太もそうやったんか
木村って思いつきで適当なことばっかり言ってる印象で正直バカにしとったわ 井上みたいに外部からやとラディカルに批判できるけど石川みたいに内部からはなかなか難しいやね
良く言えば自由やけど悪く言えば無責任な批判にもなる訳で
国際政治学の篠田英朗や伊勢崎賢治なんかもリベラルとして外部から憲法学批判してたけど憲法学界隈からは基本相手にされとらんかった
難しい問題やな >>81
よく法哲学畑の学者は憲法学より保守的と言われるけど
憲法学が教条的というか護憲という目的がまずあってそこに理論を後付してるのに対して法哲学の立場からはメタな批判できるからそう見えるだけやろな >>80
学士助手はやっぱりちょっと別格やね
研究者としてだけやなくて大平・中曽根政権のブレーンだった佐藤誠三郎や東大総長の佐々木毅のように出世の仕方もすごい
木村も将棋好きの面白あんちゃんって枠だけど本質的には超エリート
同期たちが修論やTAやってた時期に木村はもうポストに就いていたわけで・・・ ただ井上と篠田を同じ批判者として扱うのは無理やね
井上はあくまで法哲学者として政治学・憲法学者と論争しとるから私生活では一緒に飲みに行ったりしとるが篠田はただの中傷やろ
ブログひどすぎて引いたわ 伊勢崎は「ワイは所詮は紛争屋やで」って元国連職員の実務家のポジションから発言しとるけど
篠田って「判例の暗記しかしない憲法学wwwww」「おらおら憲法学レスおせーぞwwww」っていうチンフェ流喧嘩術と藁人形論法やっとるからなあ
水島朝穂が篠田を「法学を一からやれやニワカ」って切り捨てたのも致し方ないんちゃう 伊勢崎はDDR(武装解除)の実際の手順とかISAF(国際治安支援部隊)の編成の現実とか現場の具体的な話するから面白いとは思うンゴ
篠田はなあ…「国際貢献の現場も知らない憲法学」って難癖はまんまチンフェの進学校/進学校への態度では?
アゴラ()で池田ノビー()と篠田がお互いを褒めあってるけどあんなんチンフェと福貫がJで馴れ合ってたのと同じレベル
ノビーの丸山眞男批判()が画期的やったらしいで篠田にとっては… 篠田は一応専門ではガチの俊英なんやけどな
せやからでたらめな憲法学批判し出したときは頭抱えたわ
なんで突然とち狂ったんやと思ったらノビーラインやったんか やっぱり外部から批判するにしても井上達夫みたいに法哲学の素養があると違うやね
長谷部恭男なんかも法哲学的な基礎があるから
憲法学内部からラディカルな問い直しができるんやから 青年時代にカンボジアPKOに参加した経験から平和構築研究に進んだ実直な人やったはずなんやけど
自民清和会と付き合い始めた今の篠田はなんかうさん臭くなったな
政権の安全保障政策に関わる北岡伸一ポジになりたいんかねぇ
でも北岡ほどのエリートではないしな
坂本義和の孫弟子が自民のホステスに成り下がった三浦瑠麗みたいになりそう ここはハングル板なので、朝鮮半島に関係のない話は板違いです。 右翼文化人(文化的ではないが)評論面白いからもっとやって 伊勢崎賢治がメディアに名前が売れるようになったきっかけは
民主党代表時代の小沢一郎が岩波の『世界』に「自衛隊をISAFに参加せるべし」っていう趣旨で寄稿した論文
「今こそ国際安全保障の原則確立を」に対して伊勢崎が具体的かつ詳細に批判したことやったはず
小沢一郎の国連中心主義の「国際貢献」論のベースは『日本改造計画』の安全保障部門のゴーストライターやった北岡伸一に影響されたものやね 既存の法律学・哲学を一通り(哲学に関しても専門の哲学者すら顔負けなレベルで)押さえつつ「自衛隊存置を肯定している」護憲派の矛盾を弾劾しとる(逆にガンジー的な非武装抵抗主義の護憲派は攻撃していない)井上達夫と
ただ東大コンプ丸出しでネトウヨレベルのガバガバ憲法談義と個人中傷展開しとる篠田英朗を同一視するのは流石にNG
ほんまちくま新書は何がしたいんや >>93
筑摩は基本的には良質やけど時折ガイガイムーブで変な本出すからね
八木秀次の『反「人権」宣言』とかいう電波本もちくま新書やったな… 倉山上念って中川八洋の質の悪いエピゴーネンでしょ
憲法理論、皇室問題、歴史問題まで中川の丸パクリで継ぎ接ぎしただけ
中川の全方位噛みつき芸を凡人が真似するとああなるという良い見本
そもそも中川の発狂芸と全方位噛みつきスタイルは東大→官僚→スタンフォード→筑波大名誉教授の超エリートが孤立無援でやってるから映えるんであって
中央大卒の低学歴がクソウヨ論壇に追従しながらやってもただただみっともないだけ >>42
展転社から出た本だね、あれはよかった
高森さんはテレビによく出るようになったからチャンネル桜と縁が切れてよかったと思う
同じ展転社から出てた本なのだが里見岸雄の「天皇とは何か?」をお勧めしたい
なかなか手に入らないけど、天皇を一から学ぶ上で最適な教科書になると思う
最後の方で女系天皇を肯定しているが、高森を
里見と重ね合わせて見ていたよ 篠田英朗はそれこそ佐藤誠三郎や北岡伸一みたいに権力と寝たいんちゃうか
今は八木秀次みたいな三流学者でも政権ブレーンになれる時代やからな
里見岸雄と里見国体学っていうのは独特で近代日蓮主義・社会主義・ベルグソン哲学が混然一体となった里見オリジナルの右翼思想やからなあ
折口信夫の折口民俗学みたいなもんで結構難解
文部省の公式見解である『国体の本義』(1937)や教学刷新評議会の筧克彦みたいな政府の国体論より里見のそれはかなり分かりにくいンゴ
里見系の右翼団体が日本国体学会とかいう集まり続けてるけどあんまり元気ないみたいやね… 昆野伸幸『近代日本の国体論ー〈皇国史観〉再考』(ぺりかん社)という思想史研究の本があるけど
その中でも平泉澄や大川周明や文部官僚の国体論に比べて里見岸雄は扱いが大きくないな
里見は風変わりで面白い思想家だとは思うけど これマジ?5500円出して小川榮太郎の小林秀雄論なんて読むよりその金で小林本人の著作を文庫で数冊読んだ方がええやろ
師匠の長谷川三千子もそうだがホンマしょーもないなコイツ
247 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 9f0d-Ai3y)[] 投稿日:2018/09/19(水) 16:10:42.63 ID:Y9if1WDt0
https://www.gentosha.co.jp/book/b9124.html
図書館で小川榮太郎の小林秀雄論借りてみたけどひどい出来だったよ
大学の文藝サークルの同人誌みたいな中身
その癖安倍友だからお仲間の見城徹の幻冬舎からすんごい豪華な装丁で出てた
こんなもん5500円出して買ったのは自民党のセンセイ方だろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています