箱根のホテルで42人が食中毒
神奈川県は9日、箱根仙石原プリンスホテル(同県箱根町)で食事した
42人がノロウイルスによる食中毒で下痢や嘔吐(おうと)の症状を発症した、
と発表した。県は同日から、料理を提供したレストランを食品衛生法に
基づき営業禁止とした。
県小田原保健福祉事務所によると、発症したのは男性13人、女性29人で、
いずれも2日に食事していた。このうち39人は同じ宴会に参加しており、
メニューの一つの鶏肉を使ったサラダからノロウイルスが検出された。
残る3人は別々のグループで、提供された料理からノロウイルスは
検出されなかったという。
いずれの料理もホテルが経営する同じレストランが調理しており、
調理した従業員3人の便からノロウイルスが検出された。同事務所が
感染経路の解明を進めている。
ホテルが4日に同事務所に連絡して発覚。レストランは5日から営業を
自粛しており、専門の業者が調理場を消毒するなど対応に当たった。
朝日新聞 2018年12月9日
https://www.asahi.com/articles/ASLD95CLWLD9ULOB00Q.html