無人の寺で仏像の窃盗事件が相次いでいますが、警察は和歌山県白浜町の寺で今年2月に仏像1体を盗んだとして男2人を逮捕しました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは大阪市住之江区の派遣社員・木田秀孝容疑者(43)と和歌山県新宮市の古美術商・崔諭容疑者(45)です。
警察によりますと2人は今年2月、白浜町の「梵音寺(ぼんのうじ)」で勝手口の鍵を壊して侵入し「釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)」一体を盗んだ疑いがもたれています。
仏像は南北朝時代に作られた白浜町の指定文化財で、事件から1か月後に50km以上離れた駐車場で見つかっていました。
和歌山県では仏像を狙った窃盗事件が相次いでいて、被害の多くは住職がいない無人の寺でした。
「マジかよ、こんなこと田舎でもあんねんというのが最初の印象。やっぱり『無住寺』を狙うんだなというのを感じた。」(檀家総代長 小松原昭太さん)
警察の調べに対し、木田容疑者は容疑を認めているということですが、崔容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しています。
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