犬を食べる毎日新聞女性記者
以下は10月26日の毎日新聞「憂楽帳」に載った「裏メニュー」という
記事であります。

『「ソウルよりおいしい食堂」。韓国系住民5万人以上が集中する米ロ
サンゼルスのコリアンタウンでは、ハングルで書かれたこんな宣伝文句を
よく見かける。ヨン様の大好物トッポッキはもちろん、二日酔いに効く
解腸(ヘジャン)スープまで何でもある。本国と変わらない。

ひょっとしたら……と、ソウル特派員時代、夏バテした時に食べた犬鍋を
探した。食用犬を調理した伝統料理で、補身湯とか栄養湯と呼ばれる。
食用犬がいない米国でも、輸入して「裏メニュー」で存在するかもしれない。

この秋、「補養湯」の看板を見つけ、韓国語で注文した。「羊肉ですよ」と
説明する女性店員に「犬の肉はないの?」と食い下がったとたん、
「韓国語分かりません」と急に英語で拒絶された。

韓国系の知人に報告すると「おとり捜査と誤解されたんじゃない」と笑われた。
鯨肉を出した高級すし店が常連を装った動物愛護団体メンバーに告発され、
昨年閉店に追い込まれた。犬鍋も監視されているという緊張感があるようだ。
不透明な裏メニューなど聞くほうが間違っていた。【堀山明子】』
http://kamitsuki.news.coocan.jp/11B/inuwotaberumainichi-kisha.htm