銃刀法違反と器物損壊の罪に問われた元暴力団員の無職川村能教被告(47)と無職桂田智司被告(57)の裁判員裁判で、
東京地裁は12日、川村被告に懲役8年、桂田被告に懲役7年の判決を言い渡した。求刑はいずれも懲役10年。

無職桂田智司被告の弁護人は「川村被告との共謀は成立せず、ほう助にとどまる」と主張したが、家令和典裁判長は「計画や実行段階で
積極的に関与した」として退け、2人の共謀を認定した。

無職桂田智司被告は近年、在日特権を許さない市民の会(在特会)の創設者で日本第一党代表の桜井誠といったヘイト運動家たちと連携。
在特会などの関西在住メンバーらで結成された「チーム関西」に参加し、数々のヘイトデモを牽引していた。

実際、自身のブログでも在日コリアンに対するヘイトスピーチを繰り返しており、なかでも2013年に大阪・鶴橋でおこなわれた
「日韓国交断絶国民大行進 in 鶴橋」なるデモでは、当時中学生だった無職桂田智司被告の娘である高校中退桂田雅がマイクを握り、
「いつまでも調子に乗っとったら南京大虐殺じゃなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!」とスピーチし、衝撃を与えた。

そして、無職桂田智司被告も、ヘイトデモ参加者らから「教官」と呼ばれ、崇められていたという。